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年上主義
第4章 電車通学②
「気にしてるだろうなーって思った!」

「ごめんなさい…」

もう謝罪の言葉しか出ないのに羽田さんは優しく微笑みながらミルクティーを飲んでいる
懲りない僕はその口元に釘付けになってしまう

「ぶっちゃけ話ね?最初は捕まえてやろうって、思ってたの」

「はい…」

普通はそこで捕まえないといけない

「でも、ドア越しに内田君の顔が見えて高校生な事にビックリしたのと、内田君凄い焦った顔してたから『ま、いっか』ってなっちゃってね」

最初のは不可抗力と言えなくもない
と、自分に言い訳をしてきた
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