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第8章 油断の代償

胸を離れた彼の唇は

はだけた服から覗く柚子の身体のラインにそってゆっくりと降下し始めた。

手首を固定していた手が外れ、匠の両手は柚子の腰に添えられる――


咄嗟に起きあがろうとすれば、起こした上半身をいとも簡単にベッドに押し返された。


「…んぁｯ…」

ショーツ越しに秘部を摩擦する指

ウエストに噛み付く熱い唇



ｶﾘｯ…



「…!!…うぅﾝ!…ﾊｧ…っ…」


大きさを増していく敏感な肉芽が彼の指に見つけられ、爪で軽く引っかかれた


「……ぅﾝ…っ……はぁｯ……ァ…ァっ…ん…!」


柚子の身体はびくびくと反応し、その太股は汗ばみだす。