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血ダマリ美青年の狂気愛
第3章 拘束絶頂

「──…座り方が違う」

「え…?」

「そこは手じゃくて、足だ」

足??

彼に指摘された少女はポカンとして、彼がしめす肘置きを見た。

確かに、背もたれにもたれるように身体を倒して、ここに足をのせたら、椅子からずれ落ちることもなさそうだ。

「…で…でもそんなことしたらっ…足が…」

「……何?」

「足がひらいて…っ」

カアアッと顔が熱くなる。そんな座り方をすれば、恥ずかしいトコロが丸見えになると気付いたからだ。

なのに青年は彼女の足首を捕まえて、バタバタと抵抗するもう片方も同じように掴むと、肘置きにのるようにぐいと持ち上げた。

ワンピースの裾がスルスルと腰まで落ちてきて太ももが剥き出しになる。

「いやあ…//」

「嫌も何も…連中があんたの為に作った椅子だ」

ふくらはぎがU字のくぼみにぴったりはまる。

さらに収納式のベルトがあったようで、それを両足首に巻かれてしまい足を戻せなくなった。

「はずしてください!」

「手は…何処だったか……。ああ、ここか」

置き場を失った手もすぐに捕まって、背もたれの頂部でひとくくりにされてしまった。そんな所にも拘束用のベルトがあったとは知らなかった。


あっという間に彼女は、抵抗できないよう拘束された。



スルッ


「ぁ……!」


すると左右に割られた足の間から青年が被さり、動けない彼女の柔肌に指を這わしてきた。

「ぅ…ッ…ふう」

いつの間にかナイフは懐にしまったらしい。あいた両手で下からすくうように胸の膨らみを揉まれる。

ささやかな大きさの膨らみが、長い指に包まれて形を歪ませて、ときおりぱっと離されて、たぷたぷと揺れる。

解けない手足の拘束に焦燥する少女は、ギシギシとベルトをきしませながら、自分の胸が弄ばれる光景を見ているしかなかった。


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