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血ダマリ美青年の狂気愛
第1章 白い部屋の少女
じゅわりと下腹部が熱を帯びる。
「あんた……今………" 感じた " ろ?」
「あ…// は……はぁ」
「…ふっ、ははは!これだけでもうグチャグチャだな」
「あ…!?」
相手に笑われて初めて、少女は自分が涙を流していたと知った。
怖かったから?悲しかったから?真っ赤になった目と顔で、泣いた理由を探している。
そんな彼女の耳へ唇を寄せて、青年は低い声で囁いた。
「そそるね…………あんた」
「……!(ビクッ)」
まただ
また、下腹部が疼く
“ そうだ、わたし、この人が怖い……! ”
初め、この男がドアの向こうに立って此方を見た時──
足元の血溜まりの原因はどう考えても彼で
自分も、そこの死体のように殺されるのだと思った。
でも今は……!
“ 食べられ、る……!? ”
間近に見る大きな目が、興奮して自分を見つめてくる。
恐怖でいっきに血の気がひくのに
どうして?こんなに強く惹き付けられる。
「これが持ち出し禁止の玩具か…──
愉しい夜になりそうだな?」
真っ白な部屋で、刺激を与えないように厳重に管理されて、無知なまま守られていた少女は
そこに現れた危険な青年に魅了されてしまった。
このすぐ後、恐ろしく甘く激しい快楽の責め苦が待っていることを──…当然、知りもせず。