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家庭教師のさよ子先生 誘惑のノースリーブ
第3章 チアキくんの大学受験 C1 百ますかき計算
「今日のお家は八百屋さん、八百屋さんっと……わあっ、でっかいっ! 今時こんな広い八百屋さんあるんだ~」
新たに大学受験を指導することになった生徒の自宅は京都市内の外れにある八百屋さんの2階で、個人経営の八百屋さんと聞いていましたが店舗となっている1階は小さめのスーパーほどの面積がありました。
店の中には清涼飲料水やお酒に加えてスナック菓子やちょっとした雑貨まで陳列されていて、最寄り駅から徒歩で30分ほどかかるこの辺にはお店が少ないので八百屋さんといっても実際にはスーパーの役割も兼ねているようでした。
「どうもいらっしゃいお嬢さん! なんつって、お待ちしてました鮎川先生。せがれは2階にいますんでどうぞ色々教えてやってください!」
「ありがとうございます。店長さんもお仕事お疲れ様です」
「この人ったらZoom面談の後ずっとデレデレしてたんですよ。息子も楽しみに待ってますのでよろしくお願いします」
私がいつものノースリーブ姿で店内に入ると|禿頭《とくとう》にハチマキを巻いた店長さんは元気よく声をかけてくれて、ふくよかな体格のおかみさんも笑顔で挨拶をしてくれました。
今回の生徒の両親である店長さんとおかみさんとは事前にZoomで面談をしていましたが当の生徒は部活で忙しかったため直接会うのは今日が初めてで、私はどんな男の子なのかなとわくわくしながら2階に上がると生徒の自室のドアをノックしました。
新たに大学受験を指導することになった生徒の自宅は京都市内の外れにある八百屋さんの2階で、個人経営の八百屋さんと聞いていましたが店舗となっている1階は小さめのスーパーほどの面積がありました。
店の中には清涼飲料水やお酒に加えてスナック菓子やちょっとした雑貨まで陳列されていて、最寄り駅から徒歩で30分ほどかかるこの辺にはお店が少ないので八百屋さんといっても実際にはスーパーの役割も兼ねているようでした。
「どうもいらっしゃいお嬢さん! なんつって、お待ちしてました鮎川先生。せがれは2階にいますんでどうぞ色々教えてやってください!」
「ありがとうございます。店長さんもお仕事お疲れ様です」
「この人ったらZoom面談の後ずっとデレデレしてたんですよ。息子も楽しみに待ってますのでよろしくお願いします」
私がいつものノースリーブ姿で店内に入ると|禿頭《とくとう》にハチマキを巻いた店長さんは元気よく声をかけてくれて、ふくよかな体格のおかみさんも笑顔で挨拶をしてくれました。
今回の生徒の両親である店長さんとおかみさんとは事前にZoomで面談をしていましたが当の生徒は部活で忙しかったため直接会うのは今日が初めてで、私はどんな男の子なのかなとわくわくしながら2階に上がると生徒の自室のドアをノックしました。