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家庭教師のさよ子先生 誘惑のノースリーブ
第8章 ABC4 みんなの同窓会
 チアキくんの同志社大学商学部合格を見届けた私が家庭教師のお仕事を廃業してから、9年の歳月が流れました。

 私は京都大学医学部医学科に2年次から復学して医学生としての生活に戻り、卒後に京都府内の市中病院で2年間の初期臨床研修を終えてからは現在まで母校の麻酔科学教室の|専攻医《レジデント》として働いています。


「鮎川先生、今日は定時で上がれそうですね。この後お時間あったりします?」
「ごめんねー、この後同窓会に行くから今日は無理かな。またよかったら誘ってね」

 今年から麻酔科に入局してきた私と同い年の男性専攻医は彼女募集中で、私や他の独身の女医さんにもよくデートの誘いをかけていますが今日の私は嘘をついて断った訳ではありませんでした。


 大学に復学してから現在に至るまで私は一度も彼氏を作らずに過ごしてきて、もちろん結婚もしていません。

 後腐れのない関係に限定して男性とセックスをすることはありましたが、それでも私は誰のものにもならないように今日まで過ごしてきたのです。

 今日この日はかつての教え子たちと私の同窓会が開かれる日で、私の30歳の誕生日でもありました。


 研修医の先生と協力して手術麻酔の仕事を定時で切り上げた私は今日のために用意してきた新品の上下に着替え、その服装は白のノースリーブシャツに黒のパンツルックでした。

 この衣装を身にまとうのは家庭教師を辞めてから初めてで、30歳になって少しずつたるんできた二の腕を見せるのは恥ずかしかったですがこれも同窓会だけの特別な装束です。
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