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年下のカレ
第3章 新しい日々
〜デート〜
私が休みの日、または午前出勤の昼から上がりの日に、カレの予定が合うときが私たちの『デートday』です。

とはいえ…
私の方は、子供は親元を離れてはいるものの、夫が家にいる既婚者。
カレの方は、学生という身で時間も融通がきくとはいえ、勉学や柔道の練習などの大学生活を疎かにできません。
週に1回あるかないかで時間も限られている『デートday』。

それでも、カレは週に3回出勤していて、職場ではありますが割と頻繁に会えているので、なかなか会えないな…という感覚はありません。

その日によって、ショッピングをしたり、映画を観たり…
そして食事をしてから、最後はラブホテルへ…
限られた時間の中でも可能な、ありきたりなデートばかりですが、
カレと『カップル』として過ごす時間は、私にとって本当に心満たされる時間です。
もちろん、カレとの『セックス』も…笑

私のために、いろいろと気を遣ったり格好をつけようとしてくれるカレ。
私とのデートが負担になってほしくなくて、
食事は、ファミレスなどの低価格なところで支払いは交互に、というのが基本になりました。

ある日のデートday…
サ○ゼリアでカレにご馳走になり、2人で手を繋いで車に向かう途中…

「今度、高級イタリアンに連れて行けるように、頑張ってお金貯めとくから!」

カレはギュッと私の手を握りしめながら、そう言ってくれた。

「ありがとうっ、楽しみにしてるっ♪」

カレはいつも、私への真っ直ぐな思いで、私をドキドキさせてくれる。
だから時には、私も思い切って…

「けどね…こうして大樹と一緒なら、サ○ゼリアだって私にとっては『高級イタリアン』だよっ」

40代のおばさんが、そんな恥ずかしいセリフを言ってみた。

カレは立ち止まり私を強く抱きしめてくれた。
そして、唇を奪われた…はじめはソフトに…だんだんと濃厚に…

夜で暗いとはいえ、車通りの多い道沿いにある駐車場…
そんなことを気にせずに、私も受け入れた。

いつもいつも…
20代前半の彼氏(カレ)は、40代後半で既婚者の彼女(私)に、たくさんの『トキメキ』をくれるんです。
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