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年下のカレ
第4章 初めてのお泊まりデート
〜不安〜
カレとの楽しい日々を過ごす中、1つ気になり始めたこと…
それは、『カレの部屋に誘われることがない』ということです。

デート終わりのセックスは、いつもラブホテル…
女性が立ち入り禁止の男子寮に住んでいるわけではなく、マンション暮らしのカレ。

1度だけ、話の流れでカレのマンションでする?と提案したことがあるのですが、
部屋が散らかってるからという理由で、はぐらかすように断られてしまったことがあります。

その時は急だったこともあり、学生の男の子の一人暮らしではよくあることかと、私も納得しました。
それ以来、私も同じ提案をしずらく、カレの部屋に誘われることもありませんでした。

ラブホテルでするのは嫌じゃないし、メリットも色々とあって何の不満もありません。
どうしても、カレの部屋でしたい…というわけでもありません。(カレの部屋に行ってみたいっていう気持ちはありますが…)

それでも、気になり始めたことがどんどん『不安』へと変わっていく。

部屋に来られると困ることがある?
私とは別の女の痕跡?…もしかして同棲してる?
けど…何度もマンション前までは車で行ってるし…

カレの性格や人柄からしても、そんなことはあり得ないとは思うものの、
どうしても嫌なことを考えてしまう…

私は既婚者、だから言ってしまえば、『夫』という1人の男性とお付き合いをしながら、『カレ』というまた別な男性とも付き合っているようなもの…
だから、カレがたとえ二股をかけていたとしても、それをとやかく言う権利は私にはない。

そう思うようにしようと、何度も自分に言い聞かせました。
それでも時々、その『不安』が頭から離れないときがあって…
それと同時に、カレのことを信じきれない自分が腹立たしくもなって…
言い表せないモヤモヤとした気持ちでいっぱいになり、眠れない夜もありました。

そんなとき、いくつかの偶然が重なり、とても嬉しいことが生まれました。
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