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年下のカレ
第4章 初めてのお泊まりデート
〜偶然の重なり〜
11月も終わりを迎えようとしていたある日の夕食、
夫から申し訳なさそうに、ある事を伝えられました。
もともと別の人が行く予定だった出張を、急遽夫が代わりに行かなければならなくなり、それが12月24日と25日の1泊2日でということでした。
子供が親元を離れてから、クリスマスを盛大に祝ってはいませんでしたが、いつもより贅沢な料理を用意してお酒を交わすのが毎年の夫婦の恒例行事でした。
申し訳なさそうに伝える夫に、『仕方がない』『別な日にすればいい』などと答えながら、心の中では密かな期待が膨らむ私…
夫がお風呂に入ってすぐ、スマホの出勤表を確認してみると、
(やっぱり!!…)
たまたま、25日は私もカレも休みでした。
2つの偶然が重なった…
ここにもう1つ、24日の夜と25日にカレの予定が空いているという偶然が重なれば、
初めてカレとお泊まりデートができるかも?…それもクリスマスに…
夫の申し訳なさそうな顔がよぎり、罪悪感はありました。
それでも、それを優に超える期待で胸を高鳴らせている私は、ほんとに最低な妻…
そんな事実を自覚はしていても、この気持ちはどうすることもできないのもまた事実…
翌日、職場でカレと2人きりのとき、さっそくそのことを話しました。
「マジですか!?それって…」
「うんっ…だからね。もし、24日の仕事終わった後と、25日に予定が空いてるなら、どこか泊まりで出かけるのもありかなって…」
嬉しそうなカレに、私はそう提案してみました。
「どこかに一泊で出かけるのもいいですけど、よかったら俺のマンション来ませんか?家でゆっくり過ごすクリスマスもよくないですか?」
「えっ?…」
まったく予想していなかった答えに驚きました。
「あっ…尚美さんが出かける方がいいなら、それでもいいですよ!俺はどっちでも!」
「ううん、違うのっ…ほんとにいいの?」
「もちろんですよ!狭い部屋ですけど、それでもよければ!」
「そんなの気にしないわよ。それじゃあ…決まりねっ。」
(やったっ…♪)
1泊で出かけられればとは思っていましたが、まさかカレのマンションでお泊りデートができるなんて…
これっぽっちも予想していなかった私は、心の中で大喜びにはしゃいでいました。
11月も終わりを迎えようとしていたある日の夕食、
夫から申し訳なさそうに、ある事を伝えられました。
もともと別の人が行く予定だった出張を、急遽夫が代わりに行かなければならなくなり、それが12月24日と25日の1泊2日でということでした。
子供が親元を離れてから、クリスマスを盛大に祝ってはいませんでしたが、いつもより贅沢な料理を用意してお酒を交わすのが毎年の夫婦の恒例行事でした。
申し訳なさそうに伝える夫に、『仕方がない』『別な日にすればいい』などと答えながら、心の中では密かな期待が膨らむ私…
夫がお風呂に入ってすぐ、スマホの出勤表を確認してみると、
(やっぱり!!…)
たまたま、25日は私もカレも休みでした。
2つの偶然が重なった…
ここにもう1つ、24日の夜と25日にカレの予定が空いているという偶然が重なれば、
初めてカレとお泊まりデートができるかも?…それもクリスマスに…
夫の申し訳なさそうな顔がよぎり、罪悪感はありました。
それでも、それを優に超える期待で胸を高鳴らせている私は、ほんとに最低な妻…
そんな事実を自覚はしていても、この気持ちはどうすることもできないのもまた事実…
翌日、職場でカレと2人きりのとき、さっそくそのことを話しました。
「マジですか!?それって…」
「うんっ…だからね。もし、24日の仕事終わった後と、25日に予定が空いてるなら、どこか泊まりで出かけるのもありかなって…」
嬉しそうなカレに、私はそう提案してみました。
「どこかに一泊で出かけるのもいいですけど、よかったら俺のマンション来ませんか?家でゆっくり過ごすクリスマスもよくないですか?」
「えっ?…」
まったく予想していなかった答えに驚きました。
「あっ…尚美さんが出かける方がいいなら、それでもいいですよ!俺はどっちでも!」
「ううん、違うのっ…ほんとにいいの?」
「もちろんですよ!狭い部屋ですけど、それでもよければ!」
「そんなの気にしないわよ。それじゃあ…決まりねっ。」
(やったっ…♪)
1泊で出かけられればとは思っていましたが、まさかカレのマンションでお泊りデートができるなんて…
これっぽっちも予想していなかった私は、心の中で大喜びにはしゃいでいました。