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君とメメント・モリ
第9章 クリスマスの朝、再び抱き合って
「こんな早くに誰だろう」
凛は火照る体を再びパジャマに包んで立ち上がった。
昨日の警官が様子を見に来たのだろうか。
あの時は侵入者を変態扱いして追い出そうと必死だった。それが今はその相手と肉体をぴったり絡み合わせて快楽に耽っている。
この想像は警官の下世話な趣味を刺激する材料になりこそすれ、凛にとっては想像だにしなかった事態だった。今更どんな顔をして警官に会えばいいのだろう。
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