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君とメメント・モリ
第13章 12月26日 夏美の後悔の矛先
「昨日一緒にいたのは誰」
「あの人は黒木さん・・・弁護士」

「ああ、そういうことか。あの弁護士さんに金銭問題の解決を依頼したのね」

夏美はうなずき、獲物を見つけたようなぎらつきを一瞬瞳に閃かせた。

「ただの弁護士と依頼人の関係ってことね」
「そういうことでは・・・」
「じゃあ恋人?結婚の約束は?まさかしてないよね。拓斗と別れたばっかりだもんね」
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