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君とメメント・モリ
第13章 12月26日 夏美の後悔の矛先
「夏美が夕飯を作ってくれた」

翼はカウンターでビールを飲んでいる。すでに呼び捨てなのは、一気に距離が縮んだせいか、本来の上から目線のせいなのかは分からない。

翼の目の前には凛が冷蔵庫に保管しておいた小松菜やトマトを材料にした色とりどりの料理が並んでいた。

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