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君とメメント・モリ
第21章 仕事始め
凛はその指を一本ずつ引き剥がし、自分の手をその手のひらに握らせた。

嗚咽も出ない。声も出ない。

どうかその手に、自分をどこかに連れて行って欲しかった。
さっきまでつなぎ合っていた、温かく優しい大きな手。

みるみるその手が冷たくなり、主を失った指先は力なく解けて凛の手から離れた。

上空を、カラスの群れが旋回していた。

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