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君とメメント・モリ
第7章 なぜ凛は死のうとしたのか
「今朝起きた時、ベッドの中で拓斗が、凛よりも私のほうを好きになっちゃったって言いだしたの・・・もう私、どうしたらいいかわからない」

すすり泣きが、声をあげる号泣に代わる。

凛は動揺ているにもかかわらず、周囲の心配の目のほうが気になって、テーブル越しに腕を伸ばして夏美の背中を撫でた。
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