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君とメメント・モリ
第7章 なぜ凛は死のうとしたのか
夏美の泣き声がくぐもって聞こえる。拓斗の胸に顔を預けて泣いているのだろう。

「俺が、凛と話してくるよ」

拓斗が言った。

「それは、凛のためにもならない。凛のあの精神状態だったら、拓斗に何するかわからないわ」

「・・・あの凛が、取り乱している?」
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