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君とメメント・モリ
第7章 なぜ凛は死のうとしたのか
「今日昼休みに私たちのこと話したら、凛、すごく怒ってた。もう拓斗の顔なんか見たくないって言ってた。私が拓斗の気持ちを代弁しようにも、凛は聞き入れてくれなかったの」
夏美が言って、鼻をすんと啜る音がした。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう。最初は、うまくいってない凛と拓斗の仲を取り持とうって思ったの。誰とも長続きしない凛の力になりたかったの。なのに私、拓斗のこと好きになっちゃった・・・友達失格だよね。のもうダメかも。私たちの友情も」
夏美が言って、鼻をすんと啜る音がした。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろう。最初は、うまくいってない凛と拓斗の仲を取り持とうって思ったの。誰とも長続きしない凛の力になりたかったの。なのに私、拓斗のこと好きになっちゃった・・・友達失格だよね。のもうダメかも。私たちの友情も」