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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第12章 嵐山

敏感なクリトリスを直に舐められて
それまでの包皮の上からとは
比べ物にならない快感に
そのまま私はイってしまっていた。

「あっ、あっ、あぁっ…んっ
はぁ、あ、あぁああぁあ゛あぁん」

ヌルっと…直哉の舌が
中に入って来て。
ニュルニュルと中を這いまわる。

クリトリスに指を添えて来て
グリグリと押し潰すようにして
刺激されてアソコから
愛液を…口からは喘ぎ声を
漏らすままになってしまっていた。

『あかんやんか、一花ちゃん。
そないに…大きい声出してイキよったら
フロントから…苦情の電話掛かって来んで?』

「んんんっ!んんっ…ふぁ…ン
んん、ん、んんんぅ゛ん!!」

ダメ…また…イキそうになってる…。

「あぁっ、直哉様ッんんっ
直哉…さま…ぁ、ああぁんんっ!
んっ、んんっ…あぁぁっ
あ、あああぁあんっ!!」

イク時は…直哉様の名前を呼ぶのが
お約束…だから…直哉様の
名前を呼びながらイってしまっていた。

『そろそろ…ホンマに…
フロントから電話掛かって来るかもやし。
露天風呂も堪能したし…上がろか?』

そう言って露天風呂から上がると、
ふかっふかのバスタオルで身体を拭いて。

『折角畳んでもろたんやけど、
飯…食うのに、着物
もっかい着なあかんらしいわ』

「着付け…致しますか?」

『ええで、自分で着れるし…な。
一花ちゃんも…自分で
着付けできるから…助かるわ』

一応…お茶にしても
お花にしても…長期休みの時の
お稽古は自分で着付けをして
着物でお稽古を受けていたので。

振袖じゃなくて今日は小紋だから
20分もあれば…着る事が出来る。
直哉様は毎日着ている位だから
紬だし15分も掛からない位で
着終わってお酒の続きを飲んでいた。

「すいません…お待たせいたしました」

『いいや、そない待ってへんで。
ほな、ええ時間なりよるし、
夕飯でも…食いに下行こか…』




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