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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第13章 『私』の鳴く場所……
そう言いながらバチュンッと
腰を直哉様が強く打ち付けて来て。
「ンあああぁんッ…ンんッ…
んっ、んんんぅ…!!」
喘いでいた口をキスで塞がれて、
キスをされながら腰を
ばちゅばちゅと打ちつけられる。
中をズボズボと…擦られる度に
与えられる快感が…、キスで
何倍にも…一気に膨れ上がる。
イってしまって居ても
キスをされているので
喘ぐ事も出来ないまま、
自分の…腸の中にいる…
直哉のモノを締め付けて締め上げて
自分の中に射精をする様に
促す様に直腸が蠕動する。
「んんぐ…ッ、んん゛んんっ!!
ん、んっ、んンん――ッ!!」
ズブズブと…お尻の穴と直腸を
直哉の陰茎で擦り上げられる度に
身体を直哉の腕の中で捩りながら
快感の喘ぎをくぐもらせる。
『…一花ちゃん…
このまま…中に…出すで?…』
その直哉の言葉に…
ギュウウウッと後ろの穴も
直哉の陰茎を離すまいとして
抱き締める様に奥に引き込んで
自然に蠕動して飲み込んで行く…。
でも…後ろの穴に連動する様にして
切なく…キュンキュンと疼いている。
前の穴も……ギュウウ…と
その中には…何も無いのに…
そこに…あるべきものを…
搾り取ろうと締め付けようとして
私の意志とは無関係に締まってしまって居て。
その…何とも言えない…
寂しい気持ちを埋める様にして…
自分の…指を…切なく疼く
前の穴に自分で…埋めて行く…。
ジュブジュブと…指で…中を
ぎこちなく抽送させるが…
欲しいと…思って居る感覚には…
どうにも…届かずに…程遠い…。
『マンコ…疼いてしもとんの?
そないせぇ…言われてへんのに…
自分で…慰めとんの?俺にチンコ
2本あったらなぁ…、前も後ろも
一緒に可愛がったんのに…なぁ…』
前も…後ろも…欲しがっているのは…
目の前に居る…この人で…、
直哉様と言う…モノで……
自分の中を……前も後ろも…
満たしてしまいたい…と…
全然見えない…この人の全てを…。
この…時間だけでも…、
こうしてる、繋がっている間だけでも…
自分の物に…直哉様を…
自分だけの物にしたいと…思ってしまう…。