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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第13章 『私』の鳴く場所……

「んあぁ…ッ…直哉ッ…様ッ…
んんっ、直哉っ…さま…ッ…」

『あかんで…一花ちゃん、
その先は…言うたら…アカンねん。
それ位…自分も…分かっとるやろ?』

そう言いながらもズブズブと
お尻に挿し込まれている
陰茎の抽送を緩めてはくれなくて。

私の考えている事なんて
全部…お見通しなのか…、
何も言う前に…言うなと
直哉様に…口留めされてしまう。

これが…この関係が…

普通じゃないのは…分かってる。

それでも…、私は…。

この勘違いに…振り回されて

この感情に支配されて…、

この…言葉を……幾度となく

この口から…

吐き出したくなってしまう…から。

「んあっぁぅ…、ん、塞いでっ…
直哉…様ッ…、私の口を…塞いで…ンんッ」

『俺にせぇ言うんかいな、
世話…掛かんなぁ…自分。
ホンマに…しゃーない…子やなぁ』


それを漏らすなと…言うのなら…、

せめて…行き場のない…この言葉を

貴方のキスで塞いでほしい…。


『私』は…籠の中の鳥

貴方の…為に…歌いたいのに…

鳴く事すらも…許されない…



カゴノトリ



私は…貴方の腕の中で…

鳴く…代わりに…

泣いて…しまって…いた。


零してしまった…それを…

戯れの様に…唇で拾い上げられば…。


「んああぁぁっ、あんっ
んんっ、直哉…様ッ、んあぁっ
直哉っ、さま…ッ…あぁあぁあ゛ん」

『……ぅッ……』

鳴く事も…泣く事も出来ない…、

ただただ…啼く…トリになる…。

自分の腸の中に…精液を

注ぐ様にして吐き出されて。

ズルッと…自分の中から
直哉のモノが抜き去られると
ゴボッ…と…中に吐き出された
白濁液が弛緩した後ろの穴から逆流して
そのまま…お尻を伝ってシーツを濡らした。

一花は…自分の意識が遠のいて
直哉の手が…自分の頭を撫でている様な
そんな心地いい…感覚を薄っすらと
半分夢み心地に…感じていた。






『私』…と言う名のカゴノトリは、

貴方と言う名の『トリカゴ』に囚われて。


貴方の為だけに…鳴く…トリになる。






カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く


            ―― 終 ――


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