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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第14章 番外編 須磨シーワールド 前編


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2024年6月1日

その日は…直哉様は…
遠方でのお仕事があると言う事で
早朝から…お風呂に一緒に入って。

今は慌ただしく…支度を3人の
使用人に整えて貰っている様だった。

先月の5月の末に行われた、
先斗町の料亭の納涼床での
直哉様が主催する宴席での
お琴の演奏は上手く行ったので。

直哉様もとても喜んで下さって、
何か私に毎日お稽古を頑張った
ご褒美を…くれると言って居た。

私は自分の支度を整えると
京都水族館で直哉様に買って貰った
オオサンショウウオの
ぬいぐるみを抱っこして
支度終えた直哉様と
並んで屋敷の廊下を歩いて移動していた。

向っている先は…地下の貯蔵庫に
後付けで作られた座敷牢だ。

『またご褒美何がええんか、
ちょっと考えといてくれへん?
なんや欲しいもんとか、どっか
行ってみたい所とか…あったら
遠慮せんと言うてええんやで?』

「……はい、わかりました
何か…思いついたら…お伝えしますね」

『今日の仕事は…遠方やさかい
どうしても、泊りになってまうから
帰って来るん明日になるねんけど…』

さっきお風呂には一緒に入ったので
今日の夜はお風呂に入れなくても、
今日はこの座敷牢の中で殆ど
活動する範囲も知れてるし…
自分だけが居るだけなので
なんの…不安も…不満もないのだが…。

だから…今日は…座敷牢の中に
お昼寝のブランケットじゃなくて
ちゃんとしたお布団が
隅に畳まれて用意されているのか…。

『後…退屈するやろうから…これ
今日は…泊りの仕事やさかいに
普段は渡さへんけど、特別やで?』

そう言って…”特別”な何かが
入った箱を渡されて。

「あの…直哉様……。
お仕事に行かれる前の…お勤めを…」

そう言いながら、一花が
自分の頬を赤く染めていて。

『自分から…俺のチンコ…
しゃぶりたい…言うようになったやん。
俺のチンコで喉ん奥犯されて
マンコズルズルにする…
ドスケベな子に一花ちゃんは
育ってしもたもんなぁ?』

そう…こっちを煽る様に言って来る
その表情は…満足気でもある。

今着ている着物の下に…
今日も…振動するオモチャが付いていて
あの頃と…変わった事と言えば…、
入口にフィットする凸だった部分が
ペニスの形したバイブになった事だろうか。



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