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カゴノトリは貴方の腕の中で鳴く
第16章 番外編 ~水辺の離れ Calme~

ミルク工房そらからは、
海辺の離れ Caimeまでは
車で13分程の距離で…。

『窓…開けて、外見てみぃや』

そう直哉様が声を掛けて来て、
スモークべったりの窓を開けると。

車の窓の外には…久美浜湾が
ずっと…左手に見えている状態で。

開けた窓からは潮風が吹き込んで来る。

海辺の離れと言うだけあって、
浜の路 臨江庵と言う本館があって
カルムはその浜の路 臨江庵さんの
離れ、別棟と言う扱いになるのだそうだ。

浜の路 臨江庵さんも客室全5部屋の
地元の美味しい食材にこだわった
おもてなしが自慢の料理旅館だ。

離れのカルムに宿泊する場合も
こちらの本館にあるカルムの
宿泊者専用の個室で食事をするのだそうで。

本館からカルムまでは
送迎車で送迎してくれるのだそうだ。

とは言っても…直哉様…なので、
普通のお客さんは本館で
チェックインしてカルムに
案内して貰うんだろうけど…。

私と直哉様は自家用車で
カルムの前に乗り付けて、
カルムの400㎡の敷地の
入口であちらの人が到着を待って、
お出迎えをしてくれていた。

『神室寺様……ようこそ久美浜まで
足をお運びいただきまして、
ありがとうございます』

京都府内とは言え、貴船からは
久美浜は4時間掛かるので
ちょっとした旅行気分になっていた。

敷地の入口には…小さな石垣みたいに
石が積まれていてそこにCalmeと
銀色のプレートで書かれていた。
その入口から…案内されながら
プライベートな敷地に
離れまで続いている白い
コンクリートタイルが
敷かれて整えられた道を歩く。

敷地には木々が生い茂っていて
真夏の日差しを和らげてくれていて。
左手にはずっと久美浜湾が続ている。

そのコンクリートタイルで
整えられた道の所に
ライトが設置されているから
夜の移動も…安心して出来そうだ。

「凄い…海が…こんなに近くに…
本当に……素敵な所ですね…」

そのコンクリートタイルの通路が途切れて、
いよいよ…水辺の離れとのご対面となる。

平屋の木造建築の建物で、
今居る場所からは…
部屋のリビングから繋がる
ウッドデッキテラスがあって。
そこに焚火テーブルがあって
焚火と海を眺めながら寛げる椅子が2脚。

リビングには大きな窓があるから
この窓を全開にして開け放てば


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