この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淫夢売ります
第14章 間章:You’re My Hero・・・後日談
「ええ、ありがとう。昨日からはモルフェも営業できてるわ」
「そうか、よかった。」

田島陽介の依頼において私は【無理】をした。そのため、ウィジャの眼の魔力は異常に衰え、私自身も衰弱した。
その回復のためには濃度の濃い「欲望」を摂取する必要があった。

このカード、アスモデウスのカードは私にとって「摂食器官」なのだ。
人の欲望を喰らうための道具である。

青いカードを持っている人は淫夢の中でその欲望を吐き出す。
淫夢に吐き出された欲望を赤いカードを持った私が捕食する。

そうできていた。

赤いカードを私以外の人間が使うことはウィジャの眼の契約に反していた。にもかからず、私は【無理】をして、カードを貸し与えた。
そのため、私は1ヶ月もの間欲望を喰えず、衰弱してしまったのである。

もう少し遅かったら、生命に関わったかも知れない。

だから、カグラは必死だったのだろう。加賀美を見つけ出し、淫夢を吐き出させた。加賀美の淫夢が私を回復させたのである。

「でも・・・あなた、加賀美を出す気がないわね?」
甘美な罠のカードは強力な拘束の効果がある。よほどの力で夢を拒否しなければ、もしくは外部からカードを引き離さなければ夢から覚めることはない。

「そうだが?なにか?」
あまり表情にでないが、カグラが怒っていることだけは伝わってきた。
田島陽介の夢の中で何を見てきたかは、カグラが多くを語らなかったのでわからないままだが、それが影響しているのは確かだろう。

まあ、たしかに・・・。
私はカードに触れる。
小学生を性奴隷に堕として喜んでいるような輩だ、一生夢の牢獄に閉じ込めておくのも悪くないか・・・。

それに、この夢は、まだまだ私に栄養を与えてくれそうだ。
今は、それを享受するとしよう。

ウィジャの眼が黒々と邪な光を放つ。それが与える深い満足に、自然と笑みがこぼれた。
/260ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ