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淫夢売ります
第16章 淫らな紋章:溺れる罪
☆☆☆
「経過も良好のようですし、自宅に帰っていただいて構いませんよ」
白衣を着た須貝が私に言った。いつの間に、眠ってしまっていたのだろう。私はまた検査衣を着て、例のベッドで寝ていたようだ。

「昨日は大分激しく自慰をなさっていましたね。
 淫紋の具合はいかがですか?」

いんもん・・・?ああ・・・「淫紋」。
私はお腹のあたりをそっと擦る。自分に刻まれた淫紋がとても愛おしいものに感じる。私に快楽を与えてくれる・・・温かい紋章・・・。

「とても良かった・・・すごく、感じました。」
「それは良かったです」
須貝も嬉しそうにする。

彼が言ったように、私はここから帰っていいらしい。元の衣服はかごに入れて返された。また、研究所の場所は内緒だそうで、目隠しをして、ライトバンに乗せられる。

降ろされたのは、自宅最寄りの公園の前だった。

「では、桜井さん、お元気で。ああ、もし、なにか不調などがありましたら、いつでもご連絡ください。連絡先はスマートフォンに登録してあるはずです。『すがい』で出てきます。お困りの際はご連絡ください。アフターケアもきちんと行いますよ。」

須貝はそれだけ言い残すと、ライトバンで走り去っていった。

とりあえず家に戻ろうと歩き出す。私はいったい何日間、家を留守にしていたのだろう?仕事はその間どうしていたのだろうか?

マンションの郵便受けを見ると、新聞が3日分溜まっていた。すると、私は3日間、家を開けていたことになる。今日の朝刊の日付は7月3日だ。私が研究所で目覚めたのは、2日ということになる。
一昨日、研究所を訪れ、淫紋を施され、昨日一日様子を見られて、今日解放された、ということならば、時間的には辻褄が合う。

私はちゃんと休暇を申請したのだろうか?
やはり、研究所に行く直前のことは覚えていない。
モルフェに行ったのは?あれは、確か6月29日だった。その後、何があったかが曖昧だ。

家につくと、とりあえずシャワーを浴びる。昨日、あれだけのオルガスムスを体験し、陰液まみれになったはずだが、シャワーを使った覚えがない。
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