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淫夢売ります
第19章 淫蕩遊戯:嗜虐の楽園
☆☆☆
その日以来、夜になると私は決まってカードを胸に抱き、眠りについた。
毎晩、必ず友理は彼の部屋にいた。

そして、私は考えつく限り、様々な凌辱を彼に加えるのである。
一晩中虐め抜くと、彼はたいてい気絶してしまう。その彼をそっと抱きしめて愛撫するのが、私にとってこの上ない悦楽の時だった。

最初はムチや電気ショックなど、痛みが中心だった「しつけ」も、そのうち、現実の私自身がSMなどの知識を仕入れることで、より快楽が中心のものに変わってきた。

最初は男性なので、ペニスを中心に責めていた。亀頭を擦り上げ、何度もいかせてみたこともあった。

「も・・もう出ません・・・もう出ません・・・」
と涙声を上げてやめるよう懇願するまで射精させたりもした。

ペニスに装着する淫具を試したりもした。

でも、色々なサイトを見ているうちに、アナルを責めるということがあることを知った。ここ1ヶ月は、彼に一切射精をさせず、夢中でアナルを調教し続けている。
昨晩、久しぶりに射精させたのだ。プリプリの精液が勢いよく吹き出す様は私をいたく興奮させた。

もっと、もっと狂わせたい。

アナルの調教は私に確かな満足を与えた。亀頭攻めより、もっともっと彼を征服している感じがある。彼が一切受け身なのがとてもいい。

乳首を責める道具というのがあるのを知ったので、今晩からはそれを試そう。もっと、もっと、鳴かせてあげるからね・・・。

ふふふ、と笑っていたのを、隣りに座っていた千夏さんに見られてしまった。
「翔子ちゃん、なにか楽しいことあったの?」
そう言われて、慌てて、取り繕った。

3つほど席が離れている里原主任を見た。昼間は夜とは全く違う。もちろん、夢の中の里原友理は、現実の里原主任とは別の存在だ。私の欲望が作り出した幻想に過ぎない。

でも、それでも・・・昼間の主任に対しても、ややもすると欲情してしまう自分がいる。
彼の表情を見ているだけで、今夜はどんなことをして虐めてやろうかと、考えるのが愉しくて仕方がないのだ。
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