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淫夢売ります
第23章 Deep Sea:人魚姫
尋ねてみる。ユメノはゆっくりとした口調で答えた。
「真人様が購入された夢を変えることは出来ません。彼から夢を取り上げることも、多分無理です。でも、あなた自身が彼の夢に入ることは・・・可能、かもしれません」
「かも?」
そうですね・・・、と頬に人差し指を当て、考え込むような仕草を見せる。
「一緒の床に入り、カードを使えば・・・。もしかしたら・・・」
それなら・・・可能性があるなら・・・。私はスプレッドされたカードを見る。一番、私の心惹かれるもの・・・それは・・・。
「こ・・・これを」
ついに一枚を選んだ。
『下半身が魚の女性が深い海を泳ぐカード』
まるで、人魚姫が深海に向かって泳いでいっているかのように見えた。
「これで、本当に真人を助けられますか?」
尋ねずにはいられなかった。ユメノは笑った。先程の三日月のような目ではなく、普通の目だった。
「それが、あなたの望みなら」
カードを受け取り、ぎゅっと胸に抱きしめる。
もう、これしか手がかりがない。今週末、一緒に眠る時、カードを使おう。
そして、必ず真人を助けてみせる。
私は強く決意した。
「真人様が購入された夢を変えることは出来ません。彼から夢を取り上げることも、多分無理です。でも、あなた自身が彼の夢に入ることは・・・可能、かもしれません」
「かも?」
そうですね・・・、と頬に人差し指を当て、考え込むような仕草を見せる。
「一緒の床に入り、カードを使えば・・・。もしかしたら・・・」
それなら・・・可能性があるなら・・・。私はスプレッドされたカードを見る。一番、私の心惹かれるもの・・・それは・・・。
「こ・・・これを」
ついに一枚を選んだ。
『下半身が魚の女性が深い海を泳ぐカード』
まるで、人魚姫が深海に向かって泳いでいっているかのように見えた。
「これで、本当に真人を助けられますか?」
尋ねずにはいられなかった。ユメノは笑った。先程の三日月のような目ではなく、普通の目だった。
「それが、あなたの望みなら」
カードを受け取り、ぎゅっと胸に抱きしめる。
もう、これしか手がかりがない。今週末、一緒に眠る時、カードを使おう。
そして、必ず真人を助けてみせる。
私は強く決意した。