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淫夢売ります
第4章 常識の檻:一線の向こう側
☆☆☆
ああ。今日も終電だ。僕は気づくと電車に乗っていた。
終電とはいえ、だいぶ混んでいる。やっと見つけた席に座ると、すぐに睡魔が襲ってくる。
寝過ごした!と思って、ハッと気づいたが、まだ大丈夫なようだ。
自分が降りる駅まではまだ5駅ほどあるようだ。
見ると、自分の対面に20代後半と思しき女性が立っていた。
その腰のあたりを見ている内に、ムラムラと欲望が湧き上がってくるのを感じる。
ああ、これは夢か・・・。
あの女性にはどんなことをしてやろう。
いきなり、あのスカートを引き下ろして、後ろから犯してやろうか・・・。
夜の車窓にその女性の顔が映る。
顔も好みだった。
今日は、この子に決めた・・・。
僕は立ち上がる。周囲には多くの人がいるが、皆、いつも通り、スマホを見たり、本を読んだりで、僕の動きなど気にしている人はない。
よし・・・・
僕は右手を伸ばし、その女性のスカートを一気に引き下げるべく手をかけようとする。その手が女性の尻に触れそうになった、その瞬間、
ガシ!
唐突に横から伸びてきた手に僕の手は掴まれていた。見ると、やたら色素の薄い透き通るような肌の男性だった。髪の毛こそ黒いものの、目は碧眼で、とても日本人とは思えない。
なんで?どうして?夢の中で?
初めてのことに狼狽する。
ど・・・どういうことだ?
まさか・・・これは・・・現実?
冷水を浴びせられたような感触。
僕は掴まれた手を呆然と見つめる。
このまま警察に引き渡されるのか?
痴漢と言われ、会社にも連絡が?
海外支店の話は?
新しいポストは?
そもそも、前科になってしまうのか?
一気に色んな思いが頭を駆け巡る。
「うわああああ・・・・」
声にならないうめき声を上げる。
ガラガラと積み上げてきたものが、崩れ去る音がする。
一体・・・なぜ・・・なんで・・・?
ああ。今日も終電だ。僕は気づくと電車に乗っていた。
終電とはいえ、だいぶ混んでいる。やっと見つけた席に座ると、すぐに睡魔が襲ってくる。
寝過ごした!と思って、ハッと気づいたが、まだ大丈夫なようだ。
自分が降りる駅まではまだ5駅ほどあるようだ。
見ると、自分の対面に20代後半と思しき女性が立っていた。
その腰のあたりを見ている内に、ムラムラと欲望が湧き上がってくるのを感じる。
ああ、これは夢か・・・。
あの女性にはどんなことをしてやろう。
いきなり、あのスカートを引き下ろして、後ろから犯してやろうか・・・。
夜の車窓にその女性の顔が映る。
顔も好みだった。
今日は、この子に決めた・・・。
僕は立ち上がる。周囲には多くの人がいるが、皆、いつも通り、スマホを見たり、本を読んだりで、僕の動きなど気にしている人はない。
よし・・・・
僕は右手を伸ばし、その女性のスカートを一気に引き下げるべく手をかけようとする。その手が女性の尻に触れそうになった、その瞬間、
ガシ!
唐突に横から伸びてきた手に僕の手は掴まれていた。見ると、やたら色素の薄い透き通るような肌の男性だった。髪の毛こそ黒いものの、目は碧眼で、とても日本人とは思えない。
なんで?どうして?夢の中で?
初めてのことに狼狽する。
ど・・・どういうことだ?
まさか・・・これは・・・現実?
冷水を浴びせられたような感触。
僕は掴まれた手を呆然と見つめる。
このまま警察に引き渡されるのか?
痴漢と言われ、会社にも連絡が?
海外支店の話は?
新しいポストは?
そもそも、前科になってしまうのか?
一気に色んな思いが頭を駆け巡る。
「うわああああ・・・・」
声にならないうめき声を上げる。
ガラガラと積み上げてきたものが、崩れ去る音がする。
一体・・・なぜ・・・なんで・・・?