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淫夢売ります
第6章 くちなしの恋:あふれる想い
そして、夕暮れを迎える。
繁華街を駅に向かって歩く。
まだ、時間はあるのだろうか?魔法が解けるまで、どのくらいあるのだろうか?
ダメだ・・・このまま帰すなんて。このまま目覚めるなんて。
私はぐいとちーちゃんの手を引くと、そのままホテルに入った。
ちーちゃんは最初は戸惑っていたけど、私の気持ちが伝わったのか、黙ってついてきてくれた。
ファッションホテルとか、ブティックホテルとか言われる種類のホテルだ。
当然、私もちーちゃんも初めてだ。
「わ~すごい・・・天蓋付きだ」
ちーちゃんがボンとベッドにダイブする。ふわふわのベッドだ。
ホテルの部屋は意外と広い。ベッドが大きいが、それ以外のスペースもそれなりにある。
お風呂も広い。二人で入ることを想定しているからだろうか?
ちーちゃんがゴロンと仰向けになって、私を見る。
「ねえ、漣くん・・・」
多分、ちーちゃんはただ私のことを呼んだだけだと思う。他意はないのだろう。だけど、ベッドの上で私の名を呼ぶ、その姿を見て、もう我慢ができなくなった。
覆いかぶさるようにちーちゃんに抱きつく。
鼻腔をくすぐる良い香り。いつも、一緒にいるときはそんなふうに思わなかったけど、男の子の体になったせいか、とてもちーちゃんの匂いを強く感じる。
ちーちゃんがおずおずと私の身体に腕を回す。
「漣・・・くん・・・苦しいよ・・・」
「好きだ・・・ずっと、ずっと・・・大好きで、大好きで・・・。
今日も、一緒にいて、もっと好きになった。だから・・・」
全部・・・ほしい。
ぽんぽん、とちーちゃんが背中を叩いてくれる。
温かい気持ちがふわっと広がる。
「いいよ・・・漣くん・・・。私も好き・・・」
「ごめん、嫌なら言ってね・・・」
自信がなく、思わず言ってしまう。でも、ちーちゃんは首をふる。
「そんなこと言わないで・・・。嫌なわけがない」
繁華街を駅に向かって歩く。
まだ、時間はあるのだろうか?魔法が解けるまで、どのくらいあるのだろうか?
ダメだ・・・このまま帰すなんて。このまま目覚めるなんて。
私はぐいとちーちゃんの手を引くと、そのままホテルに入った。
ちーちゃんは最初は戸惑っていたけど、私の気持ちが伝わったのか、黙ってついてきてくれた。
ファッションホテルとか、ブティックホテルとか言われる種類のホテルだ。
当然、私もちーちゃんも初めてだ。
「わ~すごい・・・天蓋付きだ」
ちーちゃんがボンとベッドにダイブする。ふわふわのベッドだ。
ホテルの部屋は意外と広い。ベッドが大きいが、それ以外のスペースもそれなりにある。
お風呂も広い。二人で入ることを想定しているからだろうか?
ちーちゃんがゴロンと仰向けになって、私を見る。
「ねえ、漣くん・・・」
多分、ちーちゃんはただ私のことを呼んだだけだと思う。他意はないのだろう。だけど、ベッドの上で私の名を呼ぶ、その姿を見て、もう我慢ができなくなった。
覆いかぶさるようにちーちゃんに抱きつく。
鼻腔をくすぐる良い香り。いつも、一緒にいるときはそんなふうに思わなかったけど、男の子の体になったせいか、とてもちーちゃんの匂いを強く感じる。
ちーちゃんがおずおずと私の身体に腕を回す。
「漣・・・くん・・・苦しいよ・・・」
「好きだ・・・ずっと、ずっと・・・大好きで、大好きで・・・。
今日も、一緒にいて、もっと好きになった。だから・・・」
全部・・・ほしい。
ぽんぽん、とちーちゃんが背中を叩いてくれる。
温かい気持ちがふわっと広がる。
「いいよ・・・漣くん・・・。私も好き・・・」
「ごめん、嫌なら言ってね・・・」
自信がなく、思わず言ってしまう。でも、ちーちゃんは首をふる。
「そんなこと言わないで・・・。嫌なわけがない」