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淫夢売ります
第38章 仮面の夜会/二夜目:テリエ・ドゥ・ラパン

フィル・・・?
私が首を傾げていると、黒猫の男は少し笑って付け足してくれた。
「愛の薬、とでも訳すんでしょうか?いわゆる媚薬入りのカクテルです」
媚薬・・・
「ちょっとびっくりしたんですよ?
私が止めたのに、『面白そうだから』って注文しちゃって
結構いい飲みっぷりでしたよね?
そしたらコロンと臥せっちゃって・・・」
男はくっくっく・・・と笑う。
少しタバコの匂いがした。
「あの・・・あなたは?」
ついに我慢できなくなって聞いてしまう。
先程からの会話内容だと、私はこの男とバーでお酒を飲むことにして、そして、『媚薬』入りのカクテルを自ら注文して飲んだ、ということになる。
「なんと!?
ちょっとした記憶の混乱まで?
そんな効果もあるんですね・・・
いいですよ、どうせ、先程あったばかりですからね私達・・・」
そして、男は私の耳元に唇を寄せる。
吐息が耳にかかる、その淫靡な感触だけで、背筋がゾクリと粟立った。
「ここはバル・マスケ。
私と貴女は、ここのお客。
あなたはラビ、私はノワール・・・
ここでは素顔も、本名も皆隠している。
何もかも、昼間の自分を捨てて、そして・・・」
ペロリ、と、耳朶を舐められた。不意打ちの性感が私を襲い、まるで処女のように身体がビクリと反応してしまった。
「聞こえませんか?後ろから・・・」
後ろ?
そう言われて注意して耳を傾ける。後ろの音は、ただのバーの喧騒ではなかった。
ねちゃ・・・ぐちゅ・・・と粘着質な水音。
「あ・・・♡んん、もっと、奥、ついてぇ♡」
叩きつけられる肉と肉がぶつかる、湿った音。
「ああ、出るッ!中に、出してぇッ!」
パァン、パァン!と乾いた音が響いたかと思えば、じゅぷり、と粘液が絡む音が続く。 「いいぃ♡・・・ダメ、そんなの、イッちゃう、イッちゃうからぁ!」
密やかな嬌声、淫らな水音、ぶつかり合いこすれ合う肉の饗宴
何が起きているのか、見るまでもなかった。
一瞬にして、頭にカッと血が上る、
胸が高鳴り、乳首が痛いほど勃起する。
お腹の奥がジュクジュクと熱くなり、
淫蜜が、恥ずかしいほど漏れているのがわかる。
私が首を傾げていると、黒猫の男は少し笑って付け足してくれた。
「愛の薬、とでも訳すんでしょうか?いわゆる媚薬入りのカクテルです」
媚薬・・・
「ちょっとびっくりしたんですよ?
私が止めたのに、『面白そうだから』って注文しちゃって
結構いい飲みっぷりでしたよね?
そしたらコロンと臥せっちゃって・・・」
男はくっくっく・・・と笑う。
少しタバコの匂いがした。
「あの・・・あなたは?」
ついに我慢できなくなって聞いてしまう。
先程からの会話内容だと、私はこの男とバーでお酒を飲むことにして、そして、『媚薬』入りのカクテルを自ら注文して飲んだ、ということになる。
「なんと!?
ちょっとした記憶の混乱まで?
そんな効果もあるんですね・・・
いいですよ、どうせ、先程あったばかりですからね私達・・・」
そして、男は私の耳元に唇を寄せる。
吐息が耳にかかる、その淫靡な感触だけで、背筋がゾクリと粟立った。
「ここはバル・マスケ。
私と貴女は、ここのお客。
あなたはラビ、私はノワール・・・
ここでは素顔も、本名も皆隠している。
何もかも、昼間の自分を捨てて、そして・・・」
ペロリ、と、耳朶を舐められた。不意打ちの性感が私を襲い、まるで処女のように身体がビクリと反応してしまった。
「聞こえませんか?後ろから・・・」
後ろ?
そう言われて注意して耳を傾ける。後ろの音は、ただのバーの喧騒ではなかった。
ねちゃ・・・ぐちゅ・・・と粘着質な水音。
「あ・・・♡んん、もっと、奥、ついてぇ♡」
叩きつけられる肉と肉がぶつかる、湿った音。
「ああ、出るッ!中に、出してぇッ!」
パァン、パァン!と乾いた音が響いたかと思えば、じゅぷり、と粘液が絡む音が続く。 「いいぃ♡・・・ダメ、そんなの、イッちゃう、イッちゃうからぁ!」
密やかな嬌声、淫らな水音、ぶつかり合いこすれ合う肉の饗宴
何が起きているのか、見るまでもなかった。
一瞬にして、頭にカッと血が上る、
胸が高鳴り、乳首が痛いほど勃起する。
お腹の奥がジュクジュクと熱くなり、
淫蜜が、恥ずかしいほど漏れているのがわかる。

