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第38章 仮面の夜会／二夜目：テリエ・ドゥ・ラパン

ふ・・・っと笑い声が聞こえた気がした。何？と思ったのもつかの間、瞬間、ズン、と甘い刺激が私の身体を貫き、そんなことはどうでも良くなった。

「はあああっ♡」

あられもない嬌声を上げ、私は白い喉を晒す。力強い手が私の腰を鷲掴みにして、野太いペニスが私の膣壁を押し広げ、奥をえぐり出していく。

ふ・・・深いぃいいい！！！

一瞬、夫や子供たちのことが頭をよぎったかもしれない。
理性や倫理観の残滓が何かを訴えたかもしれない。
しかし、そんなのは、この強烈な興奮と快感の前では全く無意味だった。

全て、吹き飛んでいた。

「ひぎぃい！！」

ずんずんと熱いペニスで子宮口を突き上げられ、乱暴に胸を愛撫され、獣のように犯されて、私の理性はぐずぐずになっていく。

「イグ！イクぅつ！！！」

何度目かの絶頂が脳髄を揺らし、淫液が秘唇から吹き出す。私の中から溢れた秘蜜はノワールのペニスをいやらしく濡らし、周囲を私自身の淫らな匂いに染め上げていく。

「おや、ノワール、可愛らしいお嬢さんとしていますね」

ずんずんと突き上げられて朦朧とする意識の向こうで、何やらノワールと誰かが会話する声が聞こえた。ノワールはその男に応えながらも私への責めを決してやめない。

「お願い！早くイッて！イッて！！！狂う！狂っちゃうぅ！！」

私の膣はノワールのペニスで擦り上げられ、先程からブルブルと震え、ぐちゃぐちゃと淫らな水音を立て続けていた。夫どころか、これまで付き合ってきたどんな男からもこれほどまでに長く責められたことなんてなかった。何度イッてもイッても止まらない突き上げに、嬌声は出尽くし、よだれを飲み込むことすらできなくなっていた。

「ああ！ああああ！また、イグうう！！」

びくんびくんびくんと身体が大きく跳ねる。強烈過ぎる快感から逃れようと無意識に腰を引こうとするが、ノワールの力強い腕にあっという間に引き戻され、逃げようとした罰とばかりに、深くペニスを突き入れられ、あられもなくよがり狂う。

それの繰り返しだった。

「も・・・もう許してぇ！許して許してぇ！！！」

頭を振り乱し、懇願する。これ以上、子宮を抉られたら快感で脳が焼ききれてしまうと本気で思ったからだ。