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淫夢売ります
第39章 仮面の夜会/二夜目:ダン・ル・テリエ
びくん、とまた腰が跳ねる。太ももが不随意に震え、愛液がボタボタと滴り落ちているのが見ないでも分かった。
私が絶頂したのを確かめて、ノワールがズルリと指を抜いた時には、私は肩で息をしてぐったりとしてしまっていた。

ほら、これ・・・

先程、天使の仮面の女から受け取った黒い箱の中から取り出したものを見せてくる。声をかけられうっすら目を開き、【それ】を確認し、私は目を見張った。

ピンク色の・・・バイブレーター?

昔、戯れで夫と鑑賞したAVでしか見たことがないような、立派な男性器を模したバイブレーターだ。根本のところが二股になっていて、小さな突起がついている。

ノワールが何をしようとしているか、明白だった。

あんなもの・・・挿れられたら・・・

怖い・・・その思いとは裏腹に、お腹の奥はジュンジュンと震えているようだった。まるで、膣が私の意思に反して、それを・・・

「挿れてほしいだろ?
 イヤらしいマンコに・・・」

ノワールは敢えて身体をずらして、私の目に『観客』が映るようにする。
顔を逸らそうとするが、無理矢理に顔の位置を正され、自分が置かれている状況を直視させられてしまう。

「いやあ・・・」

なんとか足を閉じようとするが、もちろん足かせが全く動かすことができない。秘所の女の茂みが私の中から溢れかえった淫蜜でテラテラと光っているところまで見られてしまっているかと思うと、それもまた、身体をカッと熱くさせる。

ぺろりと耳を舐められ、それが口に含まれ、ぐちゅぐちゅといやらしい唾液の音を響かせる。同時に、野太いバイブレーターの先が私の陰裂にあてがわれ、ヌルヌルになったそこをゆっくりと焦らすようになぜた。

それが陰唇をなぞるたび
クリトリスをかすめるたび
身体が震え、声が漏れる。

ぱっくりとノワールの口に咥えこまれた耳から、淫靡な音が脳に流れ込んでくる。

見られてる・・・逃げられない・・・
音が、身体が・・・っ!

中がっ!身体の・・・奥が・・・熱い!!

「言えよ」
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