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淫夢売ります
第44章 淫らな選択:戻れない・・・
言われるがままに、パウダールームで服を脱ぐと、髪の毛を結び、シャワーを浴びる。シャワーの湯が当たると、手がぬるりとする。身体のあちこち・・・たとえばお尻とか、ふともももにも、ヌルヌルとした粘液質のものがこびりついていることに今更ながらに気がついた。

指が自身の秘所に触れる。そこに先程まで深く突き刺さっていた男性器を思い出し、信じられないような気持ちになる。そして、そこを手で少し洗ってみるが、ヌルヌルとした液が、とめどなくクレヴァスの中から溢れてきてしまっていた。

・・・すごい・・・中から・・・こんなに・・・

とろとろとした、その液体の内、幾ばくかがあの時に自分の最奥に吐き出された男の人の・・・と思うと、それだけで身体がまた内側から熱くなるような感覚を覚える。

あまり、シャワーを浴びていると、なんだか変な気分になってきそうなので、ボディシャンプーを使って全身を洗って、適当なところで切り上げる。まだ、身体の中には先程の交わりの余韻が熾火のように残っているが、真新しいバスタオルで体を拭くと大分、気分がスッキリとしたのは確かだった。

あれ?・・・

パウダールームのかごに入れたはずの自分の服がないことに気づく。幸いなことに、バスローブがあったのでそれを羽織り、そっと部屋の方を覗いてみた。

そこに、杉村の姿はなかった。
瞬間、背筋に冷たいものが走る。もしかして、服を剥ぎ取られて、ここに置き去りに!?そう思ったからだ。

どうしよう・・・。

バッグはそのままあった。中身も荒らされた形跡がない。スマホも財布もきちんとあった。それを見て、少しだけ安心した。

万が一のときは、知り合いに助けを呼ぶことができる・・・そう思ったからだ。

更に伺うと、ベッドのサイドテーブルにメモがあった。

「30分ほどで戻ってきます。
 お利口にして待っていてくださいね・・・杉村」

とある。つまり、彼は30分で戻るというのだ。
だとすると、助けを呼ぶことも難しい。一番は警察に連絡をすることだが、それはためらわれた。

理由があったとはいえ、自ら痴漢にあうことを選び、その結果、朝の通勤ラッシュ時にいいように身体を弄ばれ、ましてやセックスまで・・・。とてもじゃないけれども、人に説明することなんてできなかった。
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