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Family Crossroads
第5章 夫婦交換 高橋健二と佐藤恵
身体を半身にして、
「今日はよろしくお願いします。」
と恵が頭を下げる。
健二も腰を折ると、二人の顔がくっつきそうな距離になる。一度顔を離したが、一度近づいた距離は引き返せないことを感じさせた。半身になったまま、健二は恵の両肩に手を乗せる。引き寄せる。顔を近づけ、ほおに口を寄せる。その口が唇へと導いたのは、むしろ恵の方だっただろうか。
重ねただけの唇が徐々に開き、お互いの舌が絡み合う。舌が口を蹂躙しあう。
健二にとっては、キスをするのも恵が二人目である。こんなに激しいキスがあることを初めて知った。下半身に力が漲り始めるのを感じる。
「あちらの部屋へ」
促すようにして、二人は廊下を挟んだ客間へ入った。
「今日はよろしくお願いします。」
と恵が頭を下げる。
健二も腰を折ると、二人の顔がくっつきそうな距離になる。一度顔を離したが、一度近づいた距離は引き返せないことを感じさせた。半身になったまま、健二は恵の両肩に手を乗せる。引き寄せる。顔を近づけ、ほおに口を寄せる。その口が唇へと導いたのは、むしろ恵の方だっただろうか。
重ねただけの唇が徐々に開き、お互いの舌が絡み合う。舌が口を蹂躙しあう。
健二にとっては、キスをするのも恵が二人目である。こんなに激しいキスがあることを初めて知った。下半身に力が漲り始めるのを感じる。
「あちらの部屋へ」
促すようにして、二人は廊下を挟んだ客間へ入った。