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Family Crossroads
第2章 プロローグ 佐藤家の不満
今夜のセックスも、夜の11時を過ぎてからだった。本当はもっとしたいと恵みは心の中でつぶやいていた。しかし、明日の朝のことを考えると我慢するしかない。
代わりに声にして夫に訴えた。
「高橋さんや、山田さんみたいに一軒家に住みたいね」
まだ、マンションのローンが残っている。新築の家は望めないので、中古物件を探すにももう少しお金を貯めるしかない。
「そうだな。太一が中学生になるまでは決めないとな」
夫が答える。年子の男の子と女の子をいつまでも同じ部屋に置くこともできない。
恵みは、一週間前から頭を離れない、山田さんのご主人の言葉を改めて考える。
「山田さんの提案受けてもいいよね」
隆もうなずいた。
代わりに声にして夫に訴えた。
「高橋さんや、山田さんみたいに一軒家に住みたいね」
まだ、マンションのローンが残っている。新築の家は望めないので、中古物件を探すにももう少しお金を貯めるしかない。
「そうだな。太一が中学生になるまでは決めないとな」
夫が答える。年子の男の子と女の子をいつまでも同じ部屋に置くこともできない。
恵みは、一週間前から頭を離れない、山田さんのご主人の言葉を改めて考える。
「山田さんの提案受けてもいいよね」
隆もうなずいた。