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トライアングル
第3章 終焉
鼻孔をくすぐる紅茶の香りに目を覚ます。

「大丈夫ですか?」

目の前には、二階堂さんの優しい笑顔…

いつの間にか眠ってしまっていたみたい。


ゆっくり身体を起こすと紙袋を渡される。

「良かったら 使って下さい。」


ドラッグストアの紙袋…
中を見なくても何となくわかる。


「あのっ…これっ 二階堂さんが?」


二階堂さんは、返事の代わりにバスルームのドアを指差す。

「そこが、バスルームですから、使って下さい」


「ありがとうございます…」



二階堂さんにお礼を告げて、私はバスルームに向かった。







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