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トライアングル
第4章 始まり…
先生と別れた後、私は、先輩のマンションに来ていた。

入り口のインターホンの前でウロウロする私は、凄く不審人物に見えたに違いない。


既に、日付か変わっている時間だ。


恐る恐る 先輩の部屋の番号を押す…



「はい。」

スピーカーの向こうから先輩の声…


「あのっ こんな時間にごめんなさいっ… 」


そこまで言った時、ガチャリとインターホンが切れる音がした。


やっぱり…怒ってるよね?

しかも、彼女でも無いのに こんな時間に押し掛けて…


帰ろうと踵を返したら、マンションの自動ドアが開いた。



これって…
入って良いのかな?

不安に思いながらも、先輩の部屋の前まで行ってみたけど…
どうしよう…


結局、ドアの前で動物園の熊見たいにウロウロしてしまう。

やっぱり今日は帰ろうかな?


そう思ったのと同時に、先輩の部屋のドアが開いた。







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