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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第1章 彼からの2つの提案
ビールのジョッキを傾けている彼に
巴が声を掛ける。
「ねぇ、港斗君…
あのふたりをくっつけるって言うけど
何か…考えと言うか具体的な
作戦と言うか、計画とかってあるの?」
『15日の日に…行く場所は、
考えてるには…考えてるんですけどね…。
僕等は…お膳立てだけ…で
あんまり…こう…ね、
そう言うのは当人同士でって
思う部分はあるんで…ある程度で
後は…小林君に男になって貰うしか……』
「でも…小林君より葵ちゃんの方が
アグレッシブと言うか積極的と言うか…」
元々葵ちゃんの方が、
小林君に惹かれていた訳で
長い間片想いをしていた様だし…。
でもやっぱり…こう…
相手から好きって言われたいとかって
女の子だからそんな風に
葵ちゃんも…思うんじゃないかって…。
『あ、でも…巴さんもエビちゃんから
小林君二告白したいって相談を
確かされたって言ってましたよね?
じゃあ、もう…この際どっちからでも
なんでもいいですから…
こう…ここで…告白するって
シチュエーションを…
15日の日は僕達が用意しましょう!』
もう…どっちからでもこの際いいから
告白したくなるムードに
なる様にしようと彼が言って。
その日の作戦会議は…
その後は…お酒飲む方になっちゃって。
まだ15日まで日があるからって
そんな感じに作戦会議は
なぁなぁになってしまって居た。
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ーーー
ーー
ー
2024年の6月7日は
あの…双子も一緒に
垂水にあるタツ屋さんで、
今回のターゲットである
あの小林君と葵ちゃんの
合計6人で明石海峡大橋を
観ながらバーベキューをして。
タツ屋さんの名物である
絶品の牛タンのお刺身も
単品で注文して美味しい牛タンと
ビールを美味しく…頂いて…。
120分の飲み放題プランにしたから
ビール…かなり…頂いたんだけど。
双子はうちのテラスハウスに
その日は泊まる事になっていて。
小林君には…葵ちゃんを…
エスコートしてちゃんと送って貰った。
垂水駅までは2人を4人で見送りに行って。
2人を見届けた後は、私と港斗君と
水嶋來翔、有翔の4人だけが残った。
『なぁ…さっきのあの2人ってさ
ミナトの職場の同僚なんやろ?
あの2人ってまだ付き合うてないやんな?』