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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第1章 彼からの2つの提案
その港斗の質問に双子が
お互いの顔を見合わせていて。
『アルト、自分から
女の子に告白した事無い言うてたで?』
『ライトはするの?』
『え~?一緒にサシ飲みに行って
その後ええ感じなって来たら
なぁ、俺等付き合わへん?言うたら
大体みんな、”うん”言うてくれんで?』
その双子からの回答に
今度は巴と港斗がお互いの顔を見合わせて。
はぁ~っと港斗が自分の頭を
ため息をつきながら押さえていて。
『何の…参考にも…なりませんでしたね…。
2人に…聞いた…僕が…馬鹿でしたよ…。
アルトは、……女の子に
自分から告白させる様に
持って行くとか…そんな感じなの?』
港斗が有翔にさらに1歩…
踏み込んで質問していて。
『いや……その…告白されるんじゃなくて…
気が付いたら…上に乗られてると言うか…』
その有翔の答えに大分飲んで
酔っぱらっている來翔の方は
ゲラゲラと大声で笑って居て。
『アルト……そう言うタイプの
女に好かれんねんて…、コイツ。
俺等はどうでもええけど、
ミナトはどんな風に巴ちゃんに
好きですって告白したん?
な、な、俺等に言わせたんやし、
当然ミナトも教えてくれるんやろ?』
双子の視線が…港斗君に注がれてて、
彼がこっちに助けを求めていたが
2人に聞いたのだったら
彼も答えないとダメな様な…気もする。
『絶対…ライト…僕の…
その話聞いたら、爆笑するし…』
『せえへんから…約束するし、
なぁ、教えてぇや…ミナトぉ~』
聞きたい聞きたいと來翔が
港斗に食い下がって来るので
仕方ないと言いたげに港斗が…
あの…去年の8月26日の…
あの日の話を…2人に話して…。
そして…、今は…。
床の上で自分のお腹を押さえて
來翔さんが悶絶している状態で。
『だっ…だから…僕は
この話、話すの嫌だったんですよ…ッ』
『あ~ヤバいっ、めっちゃわろた。
腹筋死にそうやし…、アカンわ…ッ。
あ、でも……LINEとかで、
○○ちゃん、好きやで?とかって
やる時もあんで?それで
あっちが、返事返して来たら、
友達とかそんなんじゃない方の好きなって
そんな感じでLINEしたらそれでええねんて』