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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第2章 2024年6月8日

ここで皆でワイワイしたら
楽しそうだなぁって…
大和も呼んだたら楽しいかなって
そんな事を缶ビールを片手に
今は何もない人工芝を眺めながら考えていた。

『ついでにこのサイズの
ポップアップテントも買いませんか?
テントがあったら、大和君と
うちでなんちゃってキャンプして
遊べますし…どうですかね?
あ、でも…ライトアルトが
また夏にでも…あの別荘に大和君
連れておいでって言ってましたよ?
ああ、もう知り合いやし
あのふたりも…来てもええよって』

あの2人と言うのは小林君と
葵ちゃんの事だろう…、
誰ともですぐに仲良くなる感じの
來翔さんの感覚では…あのふたりも
もう自分の知り合いみたいな
感覚になってるみたいだった。

「7月には…沖縄旅行に行くし…
お邪魔するなら…8月かなぁ…?」

そんな話を彼の身体に
もたもたともたれ掛りつつ。
していると…。

『8月は…色々と
忙しくなるかも知れませんよ?
まぁ…式は…春とかで良いですし…、
旅行も…プレには行くんで慌てませんし。
入籍だけ…のつもりでは僕も
今の所は…居ますけど……。
7月の初めには…指輪…
一緒に三宮にでも選びに行きましょうよ』

会話の流れから8月の話になって、
彼は…8月に入籍するつもりだと話して居て。

『8月の最初の方に…一度…報告と
顔合わせがてら、お互いの両親を招待して
食事会をしても…良いですね…』

この同棲の話…の時に
結婚を視野に入れているとは…
話はしていたけど、具体的にいつに
結婚するとかは…決めて無くて。
と言うか…彼から聞いて無くて…。

『僕は…こう言う…記念日は…
忘れない日が…良いと思うんですよ…。
だから…丁度1年になる…あの日が
良いかなって…ずっと考えてて…
巴さんは…、その日で良いですか?』

そう…ぎゅっと…彼に
抱っこされながら。
港斗君が耳元で囁き掛けて来て。

「こ…こんなに…、こう何もかもが
順調で良いのかなって…」

『僕は…待った方ですけどね、
むしろ巴さんに…良く我慢したって
僕の事を褒めて欲しいぐらいですよ』

彼は付き合い始めた頃から
私と同棲する事や
結婚する事に前向きで
むしろこっちがずっと彼に
ストップと言うかセーブして来たから…。



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