この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
きのうの夜は
第12章 きのうの夜は
高山と一夜を過ごして私は土曜日の早朝に自宅に戻った。
それは、吉村からの電話がまた来るだろうと予想できたからだった。
自宅に着いたのが朝の8時だった。
案の定、家に着くと直ぐに私の携帯が鳴ったのだ。
出てみると吉村だった。
「お前、きのう俺がどれだけ電話したと思ってるんだ?」
「知ってるわ…」
「何で、電話に出なかったんだ!!」
「出たくなかったからよ…」
「きのうの夜はどこで誰となにしてたんだよ!!」
私は何も言えなくなってしまう。
吉村は高山との関係を薄々気づいていたのだろう。
「言いたくないわ…」
「もしかして、高山と一緒だったのか?」
それを聞かれて、私はちょっと黙ってしまう。
だが、真実を知らせなければならないと思った。
「ええ、高山くんと一緒だったわ…」
「え?」
吉村は電話の向こうで驚いている様だった。
「やっぱり、高山と一緒だったのか?」
「ええ、そうよ…」
それは、吉村からの電話がまた来るだろうと予想できたからだった。
自宅に着いたのが朝の8時だった。
案の定、家に着くと直ぐに私の携帯が鳴ったのだ。
出てみると吉村だった。
「お前、きのう俺がどれだけ電話したと思ってるんだ?」
「知ってるわ…」
「何で、電話に出なかったんだ!!」
「出たくなかったからよ…」
「きのうの夜はどこで誰となにしてたんだよ!!」
私は何も言えなくなってしまう。
吉村は高山との関係を薄々気づいていたのだろう。
「言いたくないわ…」
「もしかして、高山と一緒だったのか?」
それを聞かれて、私はちょっと黙ってしまう。
だが、真実を知らせなければならないと思った。
「ええ、高山くんと一緒だったわ…」
「え?」
吉村は電話の向こうで驚いている様だった。
「やっぱり、高山と一緒だったのか?」
「ええ、そうよ…」