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きのうの夜は
第11章 トライアングル
吉村の直属の部下である男の名前を高山昂(アキラ)と言った。
今の会社に大学院を卒業してから直ぐに就職したので職歴は5~6年程だろう。
高山の主な仕事は英語で書かれているマニュアルの翻訳や海外から来た人の接待で通訳などをしていた。
彼の英語力は物凄く良かった。
TOEICでの成績は毎年800点以上を超えていたのだ。
高山の席は私の直ぐ隣に位置していた。
なので、高山からコピー取りや資料取りまとめなどの業務の時、いつも彼は私に横から手を伸ばして資料などを手渡してくれていた。
それに、高山はよく毎朝新聞を読みながら会社に来ていた。
その新聞を私が受け取り会社で読んでいたのだ。
高山とは普段から何気に仲が良かったと思う。
そんな高山がある時から私に頻繁に接触してきた。
それは、私がコピー室でコピー取りや資料のシュレッダーを掛けている時などだった。
何気に高山は私にこう言ってくる。
「今日の平井さんの服、凄く似合ってていい感じですね。素敵ですよ…」
そんな事を言われると本当に嬉しかったしちょっと恥ずかしさも感じていた。
ある時、高山がいつもの様にコピーを取っている私の所にやって来た。
その時に、メモ紙を渡されたのだ。
そこにはこう書かれてあった。
「今夜、一緒に飲みに行きませんか?夕方6時に自由が丘の駅の改札口で待ってます…」
このいきなりのアプローチに私はちょっと困ってしまった。
今の会社に大学院を卒業してから直ぐに就職したので職歴は5~6年程だろう。
高山の主な仕事は英語で書かれているマニュアルの翻訳や海外から来た人の接待で通訳などをしていた。
彼の英語力は物凄く良かった。
TOEICでの成績は毎年800点以上を超えていたのだ。
高山の席は私の直ぐ隣に位置していた。
なので、高山からコピー取りや資料取りまとめなどの業務の時、いつも彼は私に横から手を伸ばして資料などを手渡してくれていた。
それに、高山はよく毎朝新聞を読みながら会社に来ていた。
その新聞を私が受け取り会社で読んでいたのだ。
高山とは普段から何気に仲が良かったと思う。
そんな高山がある時から私に頻繁に接触してきた。
それは、私がコピー室でコピー取りや資料のシュレッダーを掛けている時などだった。
何気に高山は私にこう言ってくる。
「今日の平井さんの服、凄く似合ってていい感じですね。素敵ですよ…」
そんな事を言われると本当に嬉しかったしちょっと恥ずかしさも感じていた。
ある時、高山がいつもの様にコピーを取っている私の所にやって来た。
その時に、メモ紙を渡されたのだ。
そこにはこう書かれてあった。
「今夜、一緒に飲みに行きませんか?夕方6時に自由が丘の駅の改札口で待ってます…」
このいきなりのアプローチに私はちょっと困ってしまった。