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パパ活無法地帯 いただき!リリィちゃん
第3章 第2話 いただき作戦第一号 37歳億り人童貞おぢ クニオ登場
「それじゃあ大将、こちらのリリィちゃんに一番高級なのをお願いします! ここ美味しいからどんどん食べてね」
「そんな、いきなり大トロとかウニとか申し訳ないですよ。私コハダとか好きなんですけど」
「じゃあそれも一丁! 今日の主役はリリィちゃんだからね~」

 デートに現れたクニオさんはボサボサの黒い短髪にその辺の壮年男性が着ていそうな地味目のファッションに身を包んでいて、挨拶もそこそこに私は高級なお寿司を味わっていた。

 クニオさんに恐縮した表情を見せながら彼の左膝に右手をそっと置くとクニオさんはびくっ! とした感じで身をすくめて、この人はお金持ちはお金持ちでも女性経験は少ないのだろうと私は察した。

「リリィちゃん、今日は僕といっぱい楽しいことをしようね。近くにファッションビルがあるから好きなものを何でも買ってあげるよ」
「ありがとうございます。でもそんなにサービスして貰わなくても、私はこれから何回でもクニオさんとデートしますから。私も今日はクニオさんにいっぱいサービスしますね……」

 私はそう言うとコハダをお箸で取ってわざわざクニオさんのお醤油皿に付けて口に運び、その様子を見てクニオさんは表情をほころばせていた。


 それからクニオさんは私をお寿司屋の近くにあるファッションビルに連れて行って数十万円もするピアスをあっさり私に買ってくれて、物のついでにと自分も新品のネクタイを買っていた。

 それとなく仕事を聞いてみるとクニオさんは普段は相場を見て商売をしていると話して、これはおそらくデイトレーダーというやつなのだろうと私は理解した。

 一晩で億単位のお金を動かしたりもするという俗に言う億り人のクニオさんだが、私はパパ活女子のデビュー戦として彼を最大限喜ばせる方法を考えていた。
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