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パパ活無法地帯 いただき!リリィちゃん
第3章 第2話 いただき作戦第一号 37歳億り人童貞おぢ クニオ登場
「なっ!? あ、あ、あ……」
「リリィちゃん、僕は最後に君みたいな優しい女の子に会えてよかったよ。だって人生の最後の時を君と過ごせるんだから。一緒に天国に行こうね……」
クニオさんは両手で持ったネクタイを一瞬で私の首元に回すとネクタイで私の首を絞め上げ、突然の暴力に私は何の抵抗もできなかった。
「く、に、お、さん……どう、して……」
「デイトレーダーには失敗が付き物だけど、僕はもう引き返せない所まで来ちゃったんだ。今日のデート代だってサラ金で用意するしかなかったんだよ……」
デイトレーダーの仕事をしくじって全財産を失ってしまったクニオさんは人生最後の日をパパ活女子と過ごすつもりだったらしく、私はどうしてそれが自分だったのかと運命を恨んだ。
私はここでクニオさんに殺されて、クニオさんはその後すぐに自らの命を断つつもりなのだろう。
ネクタイで首を絞められて呼吸が止まる寸前、私がバッグにずっとぶら下げていた小さなクマのぬいぐるみは突然光り輝き、クマの全身から溢れ出した青白い光は奔流となって私の身体に流れ込んだ。
青白い光を浴びた私の身体は銀色に光り輝き、無意識に放った衝撃波でクニオさんの身体を吹き飛ばした。
観覧車の壁に背中をぶつけたクニオさんは驚愕した表情をして、青白く光り輝く私を見て辛うじて口を開いた。
「リリィちゃん、僕は最後に君みたいな優しい女の子に会えてよかったよ。だって人生の最後の時を君と過ごせるんだから。一緒に天国に行こうね……」
クニオさんは両手で持ったネクタイを一瞬で私の首元に回すとネクタイで私の首を絞め上げ、突然の暴力に私は何の抵抗もできなかった。
「く、に、お、さん……どう、して……」
「デイトレーダーには失敗が付き物だけど、僕はもう引き返せない所まで来ちゃったんだ。今日のデート代だってサラ金で用意するしかなかったんだよ……」
デイトレーダーの仕事をしくじって全財産を失ってしまったクニオさんは人生最後の日をパパ活女子と過ごすつもりだったらしく、私はどうしてそれが自分だったのかと運命を恨んだ。
私はここでクニオさんに殺されて、クニオさんはその後すぐに自らの命を断つつもりなのだろう。
ネクタイで首を絞められて呼吸が止まる寸前、私がバッグにずっとぶら下げていた小さなクマのぬいぐるみは突然光り輝き、クマの全身から溢れ出した青白い光は奔流となって私の身体に流れ込んだ。
青白い光を浴びた私の身体は銀色に光り輝き、無意識に放った衝撃波でクニオさんの身体を吹き飛ばした。
観覧車の壁に背中をぶつけたクニオさんは驚愕した表情をして、青白く光り輝く私を見て辛うじて口を開いた。