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第52章 バイブに負ける女神

「いや！　いくのはいや！　バイブに負けるのはいや！　バイブに負けるのはいや！」

腰をくねらせながら、美沙が叫び続ける。

俺は美沙の腰の動きに合わせてバイブの持ち手を握っている右手を動かす……バイブが抜けないように自分の役目をしっかり果たす。

「奥様は面白い表現しますね……負けていいんですよ……負けを認めた方が楽ですよ……」

またしてもマリカさんの言葉が美沙の最終スイッチを押す。

「いやいやいや！　負けちゃう！　負けちゃうぅぅっっ！！！」

ヘッドレストに頭を打ちつけながら体を数回大きく震わせて美沙がまた絶頂に達した……バイブに連敗した……。