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溺れゆく調教の沼
第20章 最上級サロンの見学
 紳士が舐め始めて間もなく、女がガクガクと震えた。イッたのだ。紳士たちは壁に表示されているデジタル表示を見ながら談笑している。おそらく何秒でイカせたのかを話しているのだろう。そして女の台は端に寄せられた。クリームを乳房や秘部に塗り込まれ、猿轡をされた。このまま放っておかれるのは辛いだろうなと想像がついた。

 今度は乳房丸出しの女が「奴隷の姿勢」で立たされている。紳士淑女が女の体を手だけで触っている。あの美しい女性が、テーブルの上に仰向けにするようムチを使いながら促していた。紳士淑女はワゴンで運ばれてきた数々のお酒を物色しはじめた。ドンペリらしきボトルを持った紳士がテーブルに大の字に固定された女の体に少しずつかけ始めた。違う紳士がグラスに注いだそれを口に含み、女の口に移している。紳士たちがそれぞれ女の体にかけては舐めて味わっているようだった。女はじっと耐えて奴隷の姿勢を崩さない。それから美しい女性(おそらく凜々花様なのだろう)が手際よく女を縛り上げた。手は後ろ手、M字開脚でよくあるスタイルだが、そこから下半身だけを上に上げて行きお尻が丸見えの状態になった。そこで体制を止めてお尻の穴にシャンパンを注いでいる。シャンパンがまわってきたのか、女の表情は明らかに上気している。紳士たちが、シャンパンの瓶を女の性器に差した。少し動かして遊びながら自分たちはグラスの酒を楽しんでいる。
 
 男の奴隷がその女の前に連れてこられた。これからなにが始まるのだろう・・・と美稀が思ったところで
「さあ、見学は終わりよ」
と、突如告げられた。
「ここから先は、犬には知れない世界ね。」
そう言うと美稀担当の女性は鏡に映る美稀を指さして笑った。
「最上級サロンは、お前にとって夢のまた夢。今は、自分でその犬の置物から下りることすらできないバカ犬よ。さっきから腰を振っているけど、その気持ちすら満足させることもできないバカ犬よ。」
そう言われて鎖を外され、置物から下ろされた。いきなり細いバイブをアソコに入れられ、
「さあ、そのまま歩きなさい。」
歩かされた先は個室の犬小屋だった。中に入れられ、女から説明を受けた。
「もうすぐお前の拘束時間は終わるわ。そのバイブじゃイクにイケないわね。でも、終わり。さあ、お前は今日で終了することができるかしら?残りの20分、自分がどうするべきかゆっくり考えなさい。」

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