この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネコの運ぶ夢
第10章 海辺のネコ
その時、一人の女性が俺たちに声をかけてきた。
「あの、すいません。お写真撮ってもいいですか?」
なんでも、地元を紹介するタウン誌だそうで、見せてもらったサンプルは確かに駅などで見かけるやつだ。観光に来ている人に取材し、写真を掲載しているという。本当かどうか知らんが、おしゃれな人を選んでいる、と言っていた。

断ろう、と思った矢先、音子が「はいはい!やります!お願いします!」と快諾してしまった。まあ、しょうがない。おしゃれ、というのが効いたのかな?

その女性がインタビュアー兼カメラマンらしく、まずは写真を、ということであちこちの花や建物をバックに数枚撮ってくれた。

その時に
「あ、お父さん、もっと娘さんに寄ってください」
と言われ、音子と俺は顔を見合わせることになる。

そうだよな・・・そう見えるわな。

音子はちゃっかり、写真を送って欲しいとお願いしていた。どうやら「おしゃれ」と言われて惹かれたのではなく、二人の写真を撮ってもらいたかった、というのが本音のようだ。
女性は、俺のメアドと念のためと住所も聞いていった。俺はかわりに女性の名刺を受け取った。

「お写真!楽しみです!」

音子は目をキラキラさせているが、どうだろう。ちゃんと届くかな?
/93ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ