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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第21章 制服で悪戯
私と一緒になることは世間体が気になる叔父。

私も従妹の恵里ちゃんのお父さんだった叔父と結婚する気にはなれなかった。

それも多分、世間体。

世間体って、いったい何?って思うけど、意外に重要。

それに、私は気が付いていた。叔父は、私を好きではないこと。あくまでも好きなのは、美里叔母さん。

私は、その美里叔母さんに似ているというだけ。ある意味、身代わり人形。

あの時のことを思い出すたびに、それを感じた。いつも叔父はどこかで亡妻と私を比べていた。

私は美里叔母さんに負けたくないと思っていた。そんな関係に、叔父にも私にも、愛情なんてない。

生まれてきた優太は可愛い。愛情を注げるだけ注ぎたいと思えた。でも、叔父を父だと言いたくはなかった。

母が出産の手伝いをしてくれた。でも、母は、優太を見て、

「叔父の宗次に似ているかも」

と、言った。当然、DNA的には似ていて当たり前。

「私もお祖母ちゃんになったのね」

とも、言った。それも当然。娘が子を産めば、孫。孫から見れば母はお祖母ちゃん。あれから、母は老け込んだ。

でも、母と叔父が一緒に暮らすようになって変わった。若々しくなった。当然、エッチをしているからだと私は思った。

最初からすんなりは行かなかった。2人とも抵抗した。私がどんなに勧めても。理由はわかっていた。

そう。「世間体」

私は言った。

「世間体なんて、世間の誰も、いちいち2人のことなんて注目していないから。芸能人じゃあるまいし。それに、ご近所が気になるなら引っ越せばいいじゃない」

と。叔父と母は、すったもんだあったけど、なぜか、北海道に引っ越して行った。

叔父は、

「茉莉ちゃんの顔を見なくて済むところに引っ越すよ」

と、言った。

「茉莉ちゃんを見ていると、美里を思い出して、過去に縛られてしまうから」

と、理由を話した叔父。だと、思っていた。叔父にとって、私は、過去に縛り付ける縄のような存在だったのだと思う。

それは、母にとっても同じ。私を見れば、父のことを思い出す。

「それでいいのよ。私を忘れれば、2人ともうまくいくわ」

と、言って、私は、優太を連れて、私も大阪に移住した。

大阪は私みたいなシングルマザーに優しい街だと聞いたから。

そして、それは事実だった。訳アリの人間に優しい街で私は生活を始めた。
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