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未婚の母、桃宮茉莉32歳
第17章 叔母への対抗心
「え?」

と、言ったっきり、絶句する叔父。

「あ、何でもないから」

と、慌てて取り消した私。と言っても、口から出た言葉は取り消すことなんてできない。

「茉莉ちゃんは、襲われたいとかそういう願望があるのかい?」

と、訊く叔父さん。

「いいえ。というか、叔父さんならいいかなって」

と、私が答えると、ため息をついて、

「茉莉ちゃんまで、『変態』で『無茶』が好きとか言い出さないでくれよ」

と、苦笑いする叔父。

「好きではないと思うけど、経験としては一度は体験したいかも」

と、笑うと、

「やはり叔母と姪。血が繋がっていると、そういうところも似るのかな。まさか、遺伝子に組み込まれているとかないだろうね」

と、苦笑いを続けるしかないという感じの叔父。

「わからないわ。で、叔父さんは他に美里叔母さんと、どんな『変態』で『無茶』なことをしたの?」

私は話を変えるべく、叔父に訊いた。

「そうだね」

と、叔父はさりげないとは到底言えない、私の話の切り替えに文句も言わず、

「いろいろあったよ。ほとんど動画なのだけど、よく見つけて来るというくらい、変わった動画を見つけては、『これは、できる?』と美里は訊いたよ。僕には、そもそも、そんな動画をどこで見つけるだろうと思っていたけど、美里は意外に見つけてきて、僕に訊いたよ。『この人みたいなことがあなたにもできるかしら?』って感じで」

と、話す叔父。

「それはどんな内容だったの?」

興味が湧かないと言えばウソ。初体験を済ませたばかりだったけど、初体験が遅かった分、興味が湧いてきて、美里叔母さんと叔父が、『変態』で『無茶』なことをしていたと聞いて、興味が高まったきていたから、叔父に、我慢せずに訊いた。

思い出すように、

「そうだな。あったのは、緊縛。縛るんだけど、あれは、縄師というか、そういう世界のプロでないとできない感じだった。だから、手首を縛るとか、そういう簡単な、何というかな、なんちゃって緊縛というか、オフザケの緊縛をして、誤魔化したよ。あとは、スパンキングと言って、尻を叩くとか。これは簡単だよ。単に尻を叩くだけだから。セックスの合間でもできるから。結構、大変だったのは、アナルセックスかな?」

と、一つ一つ例を挙げて、最後はアナルセックスで切り上げた感じの叔父。
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