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ふみふみ
第15章 死去
季節はまた流れてアタシは7歳になった。
人間の年齢にすると44歳くらいだった。
もう、完全にオバサンだと言える。
相棒のモモは3歳になっていた。
この頃になると、何故だか智也の仕事の帰りが遅くなってきた。
毎晩、12時近くにならないと帰って来なくなっていた。
それを見た七海ちゃんはこう言うのだ。
「最近何で、そんなに帰りが遅いの?」
すると、智也は七海ちゃんにこう言う。
「毎日、仕事が忙しくて残業が多いんだ…」
「そ、そうなの?」
七海ちゃんはそう答えていた。
でも、智也の仕事は量販店のインテリア売り場だ。
営業は夜の7時には終わってしまう。
そこから残業だとしてもせいぜい1時間か2時間だろう。
毎日12時近くに帰るのはおかしいとアタシは思っていた。
それに最近智也は仕事が休みになるとどこかに世話しなく出掛けている。
それも、朝早くから夜遅くまでなのだ。
確かに、事務職に転職した七海ちゃんと休みの日が合わなくなったのも何かの理由かもしれない。
それに、二人の交尾をしている姿を最近アタシは見ていなかった。
二人は段々とすれ違ってゆく。
人間の年齢にすると44歳くらいだった。
もう、完全にオバサンだと言える。
相棒のモモは3歳になっていた。
この頃になると、何故だか智也の仕事の帰りが遅くなってきた。
毎晩、12時近くにならないと帰って来なくなっていた。
それを見た七海ちゃんはこう言うのだ。
「最近何で、そんなに帰りが遅いの?」
すると、智也は七海ちゃんにこう言う。
「毎日、仕事が忙しくて残業が多いんだ…」
「そ、そうなの?」
七海ちゃんはそう答えていた。
でも、智也の仕事は量販店のインテリア売り場だ。
営業は夜の7時には終わってしまう。
そこから残業だとしてもせいぜい1時間か2時間だろう。
毎日12時近くに帰るのはおかしいとアタシは思っていた。
それに最近智也は仕事が休みになるとどこかに世話しなく出掛けている。
それも、朝早くから夜遅くまでなのだ。
確かに、事務職に転職した七海ちゃんと休みの日が合わなくなったのも何かの理由かもしれない。
それに、二人の交尾をしている姿を最近アタシは見ていなかった。
二人は段々とすれ違ってゆく。