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ふみふみ
第21章 エピローグ
アタシが虹の橋を渡ってから2年の月日が経っていた。
モモは17歳になっていた。
人間の年齢にすると84歳くらいだ。
もうりっぱなおばあちゃんだと言える。
モモはアタシがいなくなってから毎日の様にアタシを探しているように見えた。
でも、アタシはどこにもいない。
モモはアタシが虹の橋を渡った事を理解できないみたいだった。
暫くアタシを探していないことに気づくと段々とモモはご飯を食べなくなっていった。
七海ちゃんが心配して奥津動物病院に連れて行ってくれる。
そこで先生からこう言われたのだ。
「モモちゃんも、フミちゃんと同じ病気ですね…」
「え?腎臓病ですか?」
「そうですね…」
「最近、ご飯を余り食べてくれなくて…」
困った顔で先生にそう言った。
「多分、食欲がないのはフミちゃんがいなくなったのも原因かも知れませんね…」
「え?フミですか?」
「そうですよ、2匹はとても仲が良かったのでしょう?」
「はい、とても仲良しでした…」
「連れ合いがいなくなったのと同じ感覚なのだと思いますよ…」
「そうなんですね…」
今回も、七海ちゃんは延命治療をしなかった。
モモは17歳になっていた。
人間の年齢にすると84歳くらいだ。
もうりっぱなおばあちゃんだと言える。
モモはアタシがいなくなってから毎日の様にアタシを探しているように見えた。
でも、アタシはどこにもいない。
モモはアタシが虹の橋を渡った事を理解できないみたいだった。
暫くアタシを探していないことに気づくと段々とモモはご飯を食べなくなっていった。
七海ちゃんが心配して奥津動物病院に連れて行ってくれる。
そこで先生からこう言われたのだ。
「モモちゃんも、フミちゃんと同じ病気ですね…」
「え?腎臓病ですか?」
「そうですね…」
「最近、ご飯を余り食べてくれなくて…」
困った顔で先生にそう言った。
「多分、食欲がないのはフミちゃんがいなくなったのも原因かも知れませんね…」
「え?フミですか?」
「そうですよ、2匹はとても仲が良かったのでしょう?」
「はい、とても仲良しでした…」
「連れ合いがいなくなったのと同じ感覚なのだと思いますよ…」
「そうなんですね…」
今回も、七海ちゃんは延命治療をしなかった。