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ふみふみ
第3章 新生活

「あら、ご飯が食べたいの?」

そう言うと、七海ちゃんはアタシのご飯の用意をしてくれる。
小さな猫用のお茶碗にパウチご飯を入れてくれる。

アタシはそれが待ちきれないでいた。
ちょっと背の高くなった器にパウチご飯を入れて貰った。

それを、ケージの側に置いてくれる。
アタシはそれを見て七海ちゃんの肩から降りると嬉しくてワシワシ食べてゆく。

七海ちゃんはそれを嬉しそうに見ていた。
アタシは直ぐに食べ終えてしまった。

お代わりをおねだりする。

「(お代わり頂戴にゃ)」
「え?お代わりが欲しいの?」

そう言うとまた一袋お茶碗に入れてくれる。
それを、またワシワシと食べて行った。

ご飯を食べ終わるととても眠くなってきた。
アタシは七海ちゃんに抱っこされながら眠ってしまった。

気が付くとケージの中のベッドにいた。
眠っている時に七海ちゃんがベッドに運んでくれたみたいだった。

アタシはおしっこがしたくて、トイレに行って手でチップをホリホリした。
穴を掘るとそこにおしっこをした。

七海ちゃんはそれを見るととても嬉しそうだった。
こうして、初めて七海ちゃんの家での1日は終わったのだ。

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